画像 「MARS LOGO (small)」 (70*70) 桝田省治・小説『ハルカ 天空の邪馬台国やまたいこく』シリーズ

キャラクター紹介 その1

張政ちょうせい(1)張政ちょうせい(2)ハルカ(1)ハルカ(2)


張政ちょうせい(1)

張政(1):正面全身図

 俺の名は、張 政美はり まさみ。“張”と書いて“ハリ”と読む。学校じゃあ、ハリーと呼ぶやつもいる。

 中肉中背、顔も十人並み。何の特徴も取り柄もない。あえて普通の十七歳と違うとこを挙げるなら、じいさんベッタリの子供だったせいか、物言いがオッサンくさいらしい。まあ、小学生のときのあだ名が“じっちゃん”だったから、オッサンなら若返ったと言えなくもないけど。





張政ちょうせい(2)

張政(2):剣を構えているバストショット

 非常用のリュックには軍手も入っていた。それを両手はめた。こうでもしないと握れないほどの高熱を、今夜の逆矛さかほこは発していたからだ。

 ──しかし、この天ノ逆矛ってのは、いったい何なんだ……。

 まあ、いま考えてもしょうがない。俺も山ノ衆やまんしゅに倣って“使えるから使う”の精神でいこう。

 俺は、矛をゆっくりと鞘から抜いた。





ハルカ(1)

ハルカ(1):正面全身図

 白地の胸に赤い“eb!”のロゴ。俺が買ったゲーム雑誌の懸賞に、お袋が勝手に応募して当てた。女が身につけていたのは、まぎれもない俺のTシャツだ。

 それを背丈が俺の肩ほどもない女が着ているのだから、当然ブカブカ。

 首の穴から片方の肩がはみ出し、すそは膝まで垂れさがっている。

 男と一夜をともにした女が、男のシャツを着ている。映画の中で観れば、男心をそそるシチュエーションだろう。ただし実際それを目にすれば、……みすぼらしいだけ!





ハルカ(2)

ハルカ(2):さあ? 横向き

「なんで俺が救い主なんだ?」
「さあ、なぜでしょう?」
 ハルカの目が泳いでいた。本当にわかりやすいヤツだ。
「あのなあ。言っとくが、俺は戦士でも軍師でもない。ただの高校生だ」
「コーコーセーって?」
ハルカが好奇心いっぱいの面持ちで、俺のほうを振り向く。早く教えろと瞳が訴えている。





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