桝田省治・小説『ハルカ 天空の
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俺の名は、
中肉中背、顔も十人並み。何の特徴も取り柄もない。あえて普通の十七歳と違うとこを挙げるなら、じいさんベッタリの子供だったせいか、物言いがオッサンくさいらしい。まあ、小学生のときのあだ名が“じっちゃん”だったから、オッサンなら若返ったと言えなくもないけど。 |
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非常用のリュックには軍手も入っていた。それを両手はめた。こうでもしないと握れないほどの高熱を、今夜の
──しかし、この天ノ逆矛ってのは、いったい何なんだ……。
まあ、いま考えてもしょうがない。俺も
俺は、矛をゆっくりと鞘から抜いた。 |
ハルカ(2)
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「なんで俺が救い主なんだ?」 |